2018.10.1
『 情報化月間協賛・京都情報化セミナー』開催のご案内
本年も10月の情報化月間に協賛して,京都情報化セミナーを開催いたします。
今回のセミナーは3部制で,いずれもインターネットにまつわる内容です。第1部はインターネットの仕組みを根底から支えるIPアドレスやドメインの管理の話題,第2部は最新のサイバー攻撃やセキュリティの話題,第3部は「観光×IT」の学術研究分野である観光情報学の最前線について, 第一線の講師の皆様にお話いただきます。盛沢山の講演内容で長時間のセミナーとなりますが,日々のインターネット活用・事業経営にも大きく関わる興味深い内容と存じますので,どうか万障繰り合わせの上,ご出席いただきますようご案内申し上げます。
- <日時>
- 10月12日(金)15:10~18:20
- <場所>
- 京都コンピュータ学院駅前校6Fホール
https://www.kcg.ac.jp
- <内容>
-
第1部:「ICANNとICANN国際会議について」15:10~16:10
- 講師:ICANN Vice President,Stakeholder Engagement&Managing Director
- Asia Pacific Jia-Rong Low
- 講演概要:
海外100ヶ国,2000名が参加するインターネット関連の国際会議「ICANN64」が,神戸コンベンションセンターで2019年3月に開催します。ICANNはドメイン名やIPアドレスなどのインターネットの資源を世界的に管理しているアメリカの非営利法人で,年に3度,国際会議を開催しています。京都情報大学院大学では「.kyoto」の管理運営事業者としてICANNのアジア太平洋地域担当副社長 Jia-Rong Low氏をお招きしてICANNの事,国際会議のことを分かり易くお話いただきます。
- 第2部:「ダークネットで情報交換されているサイバー攻撃の現状」16:10~16:40
- 講師:神戸大学大学院 教授 森井昌克氏
- 講演概要:密かなサイバー攻撃によって気付くことなく流出した企業情報がダークウェッブと呼ばれるネット社会の闇市で売買されています。本来,サイバー攻撃とその被害は気付かれることがないのです。
その流出した企業情報によって,新たなサイバー攻撃が繰り返され,さらに甚大な被害を与えます。ビジネスメール詐欺はその典型です。本講演では,階層化され,そしてサービス化された,詐欺等犯罪による不法な金銭搾取を目的としたサイバー攻撃について分かりやすくお話いただきます。
- 第3部:「観光先進国「京都」観光情報学の最前線」17:00~18:20
- 講師:京都大学大学院 情報学研究科 社会情報学専攻 准教授 馬 強 氏
- ディスカッション 准教授 馬 強 氏×京なか㈱ 代表取締役 桂田 佳代子 氏
- 講演概要:観光は日本経済を支える極めて重要な成長分野です。持続可能な観光立国・地域社会を実現するためには,観光地域の特性,そして住民や観光客の行動特性を明らかにし,多様な観光ニーズに応え,観光の個人化や地域・時期の分散化を実現していく必要があります。
本講演では,我々の研究グループの研究成果を中心に,ブログやSNS(Social Network Services)などでユーザ自らが発信・生成されるユーザ生成コンテンツ(UGC:User Generated Contents)から,ユーザ指向の“観光知“の発掘及びその利活用について分かりやすくお話いただきます。
- <参加定員>
- 300名
- <参加料>
- 無料
- <主催>
- 一般社団法人京都府情報産業協会
- <共催>
- 京都府中小企業技術センター,京都コンピュータ学院,京都情報大学院大学,KSISNET
- <後援>
- 京都府,京都市,公益財団法人京都産業21,公益財団法人京都高度技術研究所,京都商工会議所,ITコンソーシアム京都,一般社団法人 日本インターネットプロバイダー協会