祝辞
congratulatory-speech
参議院議員
西田 昌司様
本日は京都コンピュータ学院創立60周年,京都情報大学院大学創立20周年の記念の式典,本当にご盛会,誠におめでとうございます。
先ほど,長谷川理事長と別室でお話しをしておりまして。ChatGPTで「京都コンピュータ学院創立60周年の祝辞を600字以内で書いてくれ」と入れますと,もっともらしいのを書くんですね。で,それを見せたんです。私は今,国会議員をやってますけれども,国会の答弁とか,さまざまな会社のいろんな事案,情報を全部正しく入れておけばですね,たいがいこれでできてしまうんです。それらしくまた見えるんです。
しかし,これは人間のやっている仕事の一部を超え,代わってできるようになるのは間違いないですけれども,肝心なのはその情報を整理して入力したり,統計を取って現実と合わせたり,そういう情報のエキスパート,IT人材そのものをしっかり育成していかないと,結局われわれは情報に使われるだけの人間になってしまうということだと思います。
特にそんな中で言いますと,長谷川理事長とも話していて頭が,耳が痛かったんですけれども,日本ではIT人材がこれから本当に足りないというのは,もうずいぶん前から言われているわけであります。けれども,それをしっかり国内で供給できるだけの教育のシステムができているのかというと,できていない。国とかそういう大学の制度でできていない代わりに,京都コンピュータ学院が60周年,いやこれからも100周年を迎えられる。しかし社会全体にとっては,われわれも長谷川理事長はじめ皆さん方のお話を聞かせていただきながら,国としてしっかりと情報戦略ができるようにやっていかなければならないと思います。
その一番最前線で,人材を育成していただいている京都コンピュータ学院,京都情報大学院大学の皆さん方に,心から敬意を,感謝を申しあげ,これからますます次の時代を開いていただきますことを心から祈念申しあげまして,私のご挨拶に代えたいと思います。
本日は誠におめでとうございます。
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