トークライブ「私とIT」シリーズ第二弾「アメリカザリガニ平井のITって面白い!講座」
日 時 | 2013年5月12日(日)13:00~14:15 |
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会 場 | 京都コンピュータ学院京都駅前校 |
トーク ライブ |
日本ゲームユーザー協会会長 アメリカザリガニ 平井 善之 氏 日本ゲームユーザー協会会長で人気絶頂のお笑いコンビ・アメリカザリガニ(アメザリ)の平井善之さんがKCGにやってきて,お笑い・芸とコンピュータ,ITの関係を軽妙に語ります。 プロフィール: 1973年兵庫県生まれ。1994年に漫才コンビ「アメリカザリガニ」を結成。1998年に「NHK上方漫才コンテスト」最優秀賞,2008年にMBS新世代漫才アワード優勝など,受賞歴多数。現在,「サキよみ ジャンBANG!」(テレビ東京系)などにレギュラー出演中。3DS用ソフト「GUILD01」で「レンタル武器屋deオマッセ」の制作に携わる。「モンスターハンター」シリーズではアメザリの二人が,ゲーム内イベントの依頼人として登場し,「アメザリ防具」と呼ばれる真紅のエビ型の鎧も作成できるなど,ゲームに関するエピソードは数多い。アニメーション制作や最強ジャンプで漫画の連載を持ち,昨年12月に日本ゲームユーザー協会を設立。ユーザー同士が繋がり活動していくことを基本とした活動を企画中。枠に収まらない活動を行っている。 ライブ配信:http://www.ustream.tv/channel/kcg-edu ニコニコ生放送でも配信いたします。 |
定 員 | 先着500名 |
参加費 | 無料 |
当日の様子
KCGグループ創立50周年を記念した「私とIT」をテーマとするトークライブの第二弾,人気のお笑いコンビ・アメリカザリガニ(アメザリ)の平井善之さんをお招きしたトークライブ「アメリカザリガニ平井のITって面白い!講座」を5月12日,KCG京都駅前校で開催しました。
中高校生を中心としたアメザリのファンが大勢詰めかけ,平井さんによるアニメ,ゲームとITのかかわりなどについてのユーモアたっぷりのトークに耳を傾けました。
平井さんは相方の柳原哲也さんとともに大のゲーム,アニメ,漫画好き。ゲーム関連のいくつかの番組ではリポートを担当しています。それが縁で,「モンスターハンター」シリーズではアメザリの二人が,ゲーム内イベントの依頼人として登場し,「アメザリ防具」と呼ばれる真紅のエビ型の鎧も作成できるなど,ゲームに関するエピソードは数多いです。ゲーム業界をユーザ視点で盛り上げることを目的とし設立された団体・日本ゲームユーザー協会 (JGUA) の会長にも就いています。
子どものころは漫画を描くか,ゲームをするかばかりで内向的だったという平井さんは,「今,お笑い芸人として人前でしゃべっているのが不思議」と話し,ITを学ぶ学生に対して「自分をコンピュータにたとえて考えてみてください。夢を持っているのなら,それを実現するためのいろんな情報を,演算処理しながら事例を積み上げ,成果として残していくのです。そうすれば必ず結果が出ます。夢は必ず実現するのです」と強調しました。お笑い活動の一方で自らが開発したFLASHアニメやゲーム,スマフォアプリの紹介もあり,訪れた人たちを楽しませました。
ITは今や,ゲームや音楽,アニメなどエンターテインメントでも重要な位置を占め,それらの分野での日本の技術力は世界を席巻しています。「私とIT」シリーズでは,各界で活躍中の方にお話しいただくことで,次代を担う若い方々に,身近にあるITの将来性と技術の重要性を知っていただく機会にしたいと望んでいます。
平井さんトークライブの主な内容は次の通りです。
「ポケコン」との出会いがきっかけ
「たぶん父親がビンゴ大会の景品でもらってきたと思われる電卓のような小さなコンピュータ『ポケコン』に中学のころ出会い,それでプログラミングを始めたのがITとかかわるきっかけです。専門雑誌を買ってきて,それに載っているゲームや家計簿など,いろんなプログラミングに挑戦しました」
同人誌作りにのめり込む
「そのころは『おたく』という言葉すらありませんでしたが,私はまさにそのような人種でした。同人誌にはゲームのイラスト,情報,ゲーム音楽の楽譜,プログラムなどを載せ,全国約500人の会員に発信していました。当時はアニメを描く良いソフトが無くて,食品包装用ラップフィルムに下書きしてパソコンのモニターに貼り付け,なぞって絵を描いていたということが懐かしいですね。今ある液晶タブレットなどは天国です」
ゲームイベントの盛り上げが役割
「ゲームのユーザとして,イベントを開催しコミュニティをつくり上げ,盛り上げていこうというのが,私が会長を務める日本ゲームユーザー協会発足の理由でした。どこかでイベントを開催すると聞いたらフェイスブックやツイッターで参加を呼び掛けるとともに,会場に行って椅子を並べたり人員整理をしたり,写真を撮ってリポートにまとめてあげたりなどのお手伝いするのが協会の役割です」
ゲーム,アプリ,FLASHアニメ…やりたいことはどんどんやる
「レベルファイブというゲーム制作会社から声を掛けられ,毎朝,開発室に“出勤”して本格的なゲーム開発に取り組みました。アプリでは友人と2人で作った無料の『平井善之の駄菓子アプリ とべ!入れ歯』がヒットしまして,アップルストアのランキングで25位にランキングされたのですよ。私は絵を担当しました。実家が駄菓子屋をしていたので『駄菓子アプリ』というネーミングです。ジャマイカからのダウンロードが最も多いというのは不思議な話なのですが。FLASHアニメも含め,私はやりたいと思ったことは,どんどんやる主義です」
近い将来,自分自身をデータ化したい
「自分自身だけでなく,人間をそれぞれ数値化,可視化すれば,どのような人間かが非常に分かりやすくなり,仕事やコミュニティなどの面で効率化されると思うのです。また,人間をコンピュータにたとえて考え,いろんな情報をCPUのように整理整頓し,成果を積み上げていくのと同時に,不足しているものをソースコードとして足していく。そうすれば夢は実現可能なのです」
発信しないと取り残される
「スマート化社会を迎えるにあたり,いろんなことを個人が発信していかないと生き残れない時代になってくるのかもしれません。情報インフラの整備はどんどん進み,流行・トレンドはめまぐるしく変わる時代です。ITについて私は何も知らなかったのに,やろうという強い思いがあったらできるようになった。みなさんもぜひ,一歩踏み出してください。さらには,日本語以外の言語,プログラム言語でもかまいませんので,ぜひ学んでください」